大学院の修士課程で成長した10の能力と習得した5つの技術

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ぼくは、茨城大学から横浜市立大学の大学院を受験しました。

つまり、外部の大学院を受験したわけです。

横浜市立大学を受験した理由は、研究設備が整っていて、茨城大学の大学院に進学するよりも得られる研究スキルが多いと考えたからです。

また、所属できる学部も医学部ということで、

「理学部よりは医学部の方がなんとなく就活に有利じゃね??」

という考えもありました。

 

それにちょっと下心があって、

「おれ医学研究科で研究してるんだよね」

と友達にドヤ顔で自慢したいというのも大学院に進学した理由でした。

 

以上の理由から、ぼくは割と外部の大学院に出ることに抵抗はありませんでした。
ですが、人によってはそれに対して不安を感じることもあるのではないかと思います。 

そういう方のために、この記事ではぼくが外部の大学院に進学した経験の中で、
 
  • どのようなことが良かったのか?
  • どういう部分が成長したのか?
 
ということをまとめてみました。
これから大学院への進学を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

 

進学して良かったか?

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ぼくは大学院に進学して本当に良かったと思っています。

なぜなら、実際に2年間の研究生活をおくることで、身をもって研究をすることの楽しさ・辛さ・難しさを体験できたからです。

辛い状況の中でも楽しさを見出しながら研究をする方法は、一生懸命打ち込んでみなければ見つけ出すことはできません。

 

ぼくは大学院生活を通して、最初は辛かった英論文の読み込みや、長時間にわたる単純作業も楽しみながらできるようになりました。


また、1年生の頃にはアカデミックハラスメントが原因で、1ヶ月間大学院へ行かずに辞めかけたことがありました。

 

その経験のおかげで、多少落ち込むことがあっても気にならないメンタルを手に入れることができたわけです。

それに、単に物事を投げ出してはいけないという意識も芽生えました。

 

また、人間性がおかしな人には絶対に振り回されないという、芯の強さも身につけることができました。 


変な話ですが、ぼくは大学院を辞めかけて本当に良かったと思っています。 


大学院へ行かなかった1ヶ月の間、自分自身が今後どうやって生きていくかを一生懸命考えました。

そうすると、意外と学歴がなくても自分自身が生きていく方法は沢山あるということに気づかされたのです。


今の日本の社会だと

 

 

  • 学歴がないといい暮らしはできない
  • 大学・大学院を中退すると落ちこぼれ
  • 就職先が決まらないと社会不適合者

 

 

みたいな考えがあります。

ですが、それは間違いです。


「学歴なんかに依存せず、自分はどういう状況になっても生きていくことができる」

そう思えるようになったのも、大学院を辞めかけた経験があったからです。

結果として、ぼくは大学院に進学してとてもよかったと感じました。

 

もし、研究者を目指していて、より深くサイエンスを学んでみたいという気持ちを持った方がいるのであれば、ぼくは迷わず「大学院に進学して挑戦したほうがいい!!」とアドバイスを送ります。

 

外部大学院への進学に不安はなかったか?

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外部の大学院への進学について、ぼくはまったく不安はありませんでした。その理由は「もともとそういう性格だから」としか言えません。笑

 

ぼくは

 

「失敗したらどうしよう?研究がうまくいかなかったらどうしよう?人間関係が悪かったらどうしよう?」

 

という気持ちよりも

 

「いい環境の中で研究をして、もっともっと成長してやる!!もっと優秀な人間になってやる!!」

 

という気持ちの方が強かったので、まったく不安を感じませんでした。

ぼくには野心しかなかったのです。笑


でも、それでも思うのが

 

やる前から考えすぎてもどうしようもない。

 

ということです。だって、やってみないとわからないじゃないですか。

外部の大学院を受けようと思った以上、未知の世界に飛び込むのですから、想定できないことが起こったとしても不思議じゃないんですよ。

 

むしろ「失敗はしたくない。でも外部の大学院に行ってみたい」くらいの気持ちだったら、素直に今所属している研究室の修士課程に進学した方がマシだと思います。

何事も、新しいことに挑戦するときはリスクが付きまとうものなんです。そのリスクを受け入れる覚悟があるなら、是非自分の行きたい大学院へ進学すべきだと思います。

ぼくは外部の大学院への進学に不安は全くありませんでした。

 

 

大変だったか?

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大学院生活は、まぁまぁ大変でした。

正直、企業で働いている方が楽です。笑

ぼくの所属していた研究室は、企業でいうと完全なる「ブラック企業」にあたります。

朝は9時に研究室に行き、夜は11時まで研究をするという毎日です。

 

これだけブラック企業がどうのこうの騒がれている時代でも、大学院だけは時の流れが止まっちゃってるんですよ。今勤めている会社のほうが、よっぽどホワイトです。

こういうこというと「大学院に通って研究者としての下積みをしているんだから、このくらい当たり前だ!」みたいな声も聞こえてきそうですね。

でも、それはあまりにも時代遅れな考え方です。

 

効率よく研究室を回すことができれば、もっと学生の労働時間も減るんですよ。

 

法外な労働をするのが当たり前なのって、ほんと大学院くらいだと思います。

ぼくが博士課程に進学しなかったのもそれが理由です。割に合わなすぎる。 


ただ、残念ながら日本の大学院の多くはこういう生活をさせられるのが現状です。

だからこそ、サイエンスを楽しむことができなければ、大学院生活は「地獄の2年間」になります。

 

ぼくは幸いなことに、サイエンスを楽しむことができたので、大学院を無事に卒業することができました。


大学院生活が大変かどうかは研究室にもよると思いますが、もし進学するのであればかなり高い確率で朝から晩まで研究室に拘束されることを覚悟したほうがいいです。

 

そして、そういう状況を楽しむことができるか、大学院に進学する前に今一度確認したほうがいいです。

正直、中途半端な気持ちだとサイエンスを嫌いになりかねません。それなら、学部で就職したほうがマシです。


成長した10の能力

ここからは、大学院での学生生活において鍛えられたぼくの能力についてお話しします。

 

1. 責任感

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ここでいう責任感とは、研究者としての責任感という事です。
 
ぼくは、医学研究科へ進学しました。
そこでは、人の疾患を治療するということを目的とした研究を行うため、研究を進めるための主な方法として人と同じ哺乳類であるマウスを用いて動物実験を行っていました。
 
つまり、研究を進めるために、実験動物であるマウスの命を奪って実験を行っていたのです。
そのため、1つ1つの実験に対してきちんと責任を持ち、実験動物の命を無駄にしてはいけないという気持ちを持つようになりました。
 
人間は、他の動物の命を奪ってでも医学を進歩させる道を選んだのです。
「人間はとても自分勝手な生き物である」そういう部分に改めて気づくことができたのも、この経験があったからこそです。
 
医学の研究に関わる者はその自覚を持ちながら、きちんと責任を持って研究を行わなければならないと感じました。


2. 英語力

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ぼくの所属していた研究室では、週に一度、それぞれが興味をもった英論文の読み合わせを行っていました。
 
そのため、自分が論文紹介の担当者になると、1つの論文をじっくりと読み込み、
 
  • この論文ではどういう事を言いたいのか?
  • それをどのような方法を用いて明らかにしたのか?
  • それぞれの実験方法はどのような論文を参考にしたのか?
 
など、その論文に関する様々な質問を想定し、それに答えられるようになるまで理解しなければなりません。
 
そのため、英文を読むという事に関しては、とことん鍛えられました。
 
まぁ、今でも英語を話すのは苦手ですが、読む事に関しては全く抵抗は無いです。それに、多少難しい英文を読んでも、ある程度は理解できるようになりました。
 
英語力に関しては、どの仕事においても求められる能力ですが、研究者にとっても同じように必須の能力です。
ぼくは現在、英会話を習っていて英語を話す事の難しさと、話せた時の楽しさを身をもって体験しています。
 
研究者にとって大切な「情報発信力」を鍛えるためにも、これからも英語の勉強は続けていきたいと思います。
 
大学院で英論文を読んだ経験は、英語の重要性と勉強を習慣づけるためのいいきっかけになりました。



3. プレゼン力

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研究室のメンバーと、毎週ミーティングで自分の研究成果を発表しあったり、たまに回ってくる論文紹介などでプレゼン能力は鍛えられました。

論文紹介に関しては、ほんとこれでもかってくらいやってたんですよ。まず、所属している研究室全体での論文紹介が1つ。
そして、自分が所属している研究グループでの論文紹介が1つ。
さらに、他の研究室の方々とやる論文紹介が1つ。
 
合計すると、3つのグループで英語の論文を紹介していたわけです。

1つ1つのグループで自分の番が回ってくる頻度は少ないものの、これが3つのグループとなると結構な頻度で自分の番が回ってきます。
 
そうするともう、1日のスケジュールが
 
論文・実験・論文・実験・昼飯・論文・実験・サボり・論文・実験・論文・サボり・夕食・サボり・サボり
 
みたいな生活になるわけですよ。

それはそれはもう、大変でした。
そりゃ、嫌でもプレゼン能力鍛えられますよ。
 
そのおかげで、会社でプレゼンした時も、けっこう好評をもらえるほどになりました。
 

4. 忍耐力

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ぼくのやっていた研究テーマでは、暗い部屋の中で3〜8時間くらいひたすら顕微鏡を覗いて写真を撮るという作業が多かったです。その間、ずっと同じ作業の繰り返しです。

写真を撮って、それを見やすいように修正して、また他の部分を撮って、また修正して。
そんなことを長時間ずっとやっていました。時には夜中から明け方までやったりしてました。

他にも、教授からのわけのわからない指摘に振り回されたり、無駄に長いミーティングに耐えたり、イラッとするような発言に耐えたりもしました。

この経験のおかげで、かなり忍耐力が鍛えられ、今では多少辛いことやストレスの溜まることがあっても平気で乗り切ることができるようになりました。
 
おまけに、怒られてもほとんど落ち込むことも無くなりました。これがいいことなのかどうかは置いといて、間違いなくメンタルは強くなりました。笑


5. 几帳面

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大学院時代から、実験データの記録に関しては他の学生よりぼくの方が几帳面にとっていました。
実験したサンプルを細部まで細かく分析し、説得力のあるデータを出すことができるのがぼくの強みです。

なので、繊細な作業や地道にコツコツとデータを積み重ねなければならない実験は、ほとんどぼくに任されていました。
 
この能力のおかげで、自分が行っている研究分野で重要な発見をしたこともあり、先輩の論文にぼくのデータが載せられ、名前も載りました。
 
ただ、この几帳面な能力は研究における自分の強みなので、大学院時代のうちにできるだけ伸ばすように意識していました。
 
そのおかげか、現在の仕事でもこの強みが活きていて、他の研究者の方よりも細かく信頼性のあるデータを取ることができています。


6. マルチタスク能力

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ぼくは4人兄弟と家族が多いので、実家からの仕送りが十分にもらえませんでした。
 
そのため、大学院に通って研究をしながら、居酒屋でバイトもしていたんです。
 
それに加え、大学院1年生の後半から2年生の6月までの約半年間は就活をしていたので、研究にバイトに就活と、まぁまぁやることがたくさんある学生生活を送っていました。

そういう生活の中で、いろんなことを同時に並行して行うマルチタスク能力が身につきました。

1つのことに集中することができず、力が分散されている状態は肉体的にも精神的にもかなりの負担があったのですが、逆にどこにもウエイトを置かず「すべてを大切にする」というスタンスが身につきました。

まぁ、優先順位を見極めて、本当に自分が力を注ぐべきことだけに力を注いだ方が結果は出やすいです。
 
そのため、一概にマルチタスク能力が重要な能力だと言い切れるわけではありません。
ですが、やはり身につけておいて間違いなく損はない能力です。

このおかげで、仕事でもそれほどいっぱいいっぱいにならず、大抵のことであれば問題なくこなすことが出来ています。


7. ポジティブ思考

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研究者はポジティブじゃないと勤まりません。

なぜなら、ほとんどの実験は上手くいかないことが当たり前だからです。いちいち落ち込んでたらきりがありません。
今までわからなかったことを明らかにしなければならないのですから、失敗の方が多くて当然なのです。

研究では、たとえどんな結果が出ても前向きにとらえることがたいせつです。
そして、1つ1つの現象を明らかにしていくことを楽しめるようにならなければ、絶対に研究生活を続けることはできません。

何よりも大切なのは「実験を楽しむ」ということです。


8. 負けん気

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ぼくの指導を担当した教授は、理不尽なことを言ったり、平気で人にストレスを与えるような人間だったので、それに対抗するように気が強くなりました。


人間的におかしな人に、自分の人生を振り回されるのは本当に良くない。
今でも、大学院時代に無駄にペコペコしなくて本当に良かったと思っています。
 
そのおかげか、今の会社でもあまり上司に臆することなく、自分が正しいと思ったことはきちんと自分の意見を伝えることができています。

ただ単に反抗的な態度をとるのは違うと思うのですが、こういう負けん気を持つことはとても大切だと思います。
 
なぜなら、ぼくの周りの研究者は大人しい人が多く、あまり自分の意見をはっきりと主張できる人がいません。
 
また、おかしいことを素直におかしいと言える人も少ないです。

研究とは真実を追求するものであり、研究者もそれに伴って「何が正しいのか?」と常に考えなければいけません。
 
だからこそ、自分の身の回りで「これはおかしいだろ!!」と思うことあった時には、はっきりと言えるようにしなければいけないのです。

ですが、大学院の研究室や現在勤めている会社でも、教授や上司の中で人間的におかしい人がいても、みんな衝突を避けて何も言いません。
 
そういうふうに衝突を避けて、変に表面だけ和やかな雰囲気を取り繕ろうとしても、組織は絶対にいい方向には動きません。
それは「大人の対応」ではなく「ただ単に衝突から逃げているだけ」にしか見えません。

ですが、どうしても研究職だと、はっきりとおかしいことをおかしいと言える研究者が少ない気がします。

そういう人が増えれば、大学院のアカデミックハラスメントも減るだろうし、企業で研究をしていてももっと組織全体がレベルアップすると思います。

でも、あんまり同じ感覚持った人いないんですよね。寂しいなぁ〜。 
 

9. 性格の悪い人への接し方

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性格の悪い人と接する時はペコペコしてはいけません。そうするとどんどん相手のペースになってしまい、振り回されることになります。
 
大切なのは「しっかりと自分の価値観を持つこと」です。そして、その価値観を貫き通すことです。ひとつの物事に対して、自分なりにしっかりと考えて出した答えなら、簡単に折れてはいけません。
 
性格の悪い人は、人の弱みにつけ込むことや、不安を煽ることが得意です。そういう人に振り回されてしまうと、マジで人生を損するので絶対に価値観を合わせない方がいいです。
 
ぼくは、教授に話しかけられても絶対に愛想よく接することはしませんでした。そうすると、どんどん態度が偉そうになってくることに気づいたからです。
 
少し勇気はいるかもしれませんが、性格の悪い人には冷たく接した方がいいと思います。そうしないと、彼らは「自分の人間性がおかしい」ということに気づかず、平気で人を傷つけるようなことをしてきます。
 

10. コミュニケーション能力

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大学院時代は、いろんな人に会って成長したいという思いもあり、出来るだけ新しい出会いを求めて行動していました。その結果、友達からの紹介、居酒屋のバイト、フットサル、就活、合コンなどを通じていろんな人と話をすることができました。

 

それこそ、自分でビジネスを展開している方や、研究ですごい結果を残している方、部活で全国大会に出た方、カメラマンを目指している方、就活で知り合った方、飛行機に乗って全国を飛び回っている方(わかりやすく言うと合コンで知り合ったCA)など、本当にたくさんの人と話をすることができました。

 

その経験を通して、自身のコミュニケーション能力も相当鍛えられました。

大人しい人が多い研究職という職種の中で、ぼくのコミュニケーション能力はとても大きな武器となっています。

 

学生時代から、お金を使って人と会う経験をしておいて本当に良かったです。

特にキャビンアテンダントの方々との合コンは、いろんな意味でとても良かったです。

 

習得した5つの技術

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ここから先は、生物系に関するかなりマニアックな内容になります。

 

大学院では、研究に関する様々な技術を学びました。これらのスキルが直接仕事に結びつくことはありませんでした。

しかし、それでもたくさんのスキルを学んだ経験は、社会人になった今でも新たなスキルを習得する過程で大きく役に立っています。

 

なぜなら、どのような分野でも自分の強みとなるスキルを身につけることが、結果を残すためには大切だということに気づけたからです。

また、1つのスキルを極めるためには、誰よりも深いところまで考え、こだわり、高い精度を追求することが必要だということも学びました。


1. マウスを用いた動物実験のスキル 

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大学院では、実験動物としてマウスを使っていました。なぜマウスなのかというと、飼育が簡単で、繁殖力が強く、すぐに大人へと成長することや、人間と同じ哺乳類なので研究の成果を人間へと応用しやすいということが理由です。

 

マウスは、人と内臓の作りがほとんど同じです。そのため、人への応用を目的とし、マウスの内臓を用いて実験を行っていました。

 

具体的には、マウスの精巣を用いて「不妊治療」に関する研究を行っていました。現在の医学では、男性不妊の根本的な治療方法が確立されていません。

そのため、マウスの精巣を用いて、正常な精子が作られるためには、どのようなメカニズムが働いているのかを研究する必要があるのです。

 

2. 細胞培養

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男性不妊に関する研究をしていたということで、精子の元となる細胞(生殖幹細胞)の細胞培養を行っていました。
 
細胞を増やしたり、凍結保存したり、遺伝子の働きを調べたり、たんぱく質が細胞に与える影響を調べたりと、いろいろな実験をしました。
 
細胞は、きちんと培養しないとすぐに増えなくなったり、間違った操作をするとカビが生えたりと、とにかく繊細で正確な作業が求められました。
 

3. 免疫染色

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免疫染色とは、抗体を用いて特定のタンパク質が組織のどの場所に存在しているのかを調べる実験方法です。
 
と言ってもわかりにくいですよねw
 
例えば、タンパクAが組織のどこに存在するのかを調べたい時、そのタンパクAだけにくっつく抗体を使うんです。そして、その抗体は特殊な顕微鏡で見ると色を発するようになっています。
 
そして、顕微鏡を通して色が変わっている部分があれば、その抗体がくっついたタンパクAが組織のどこにあるのかがわかるようになります。
 
 
下の画像のような感じで、緑や赤といろんな色があります。右から二番目の青い色が細胞の核を染色したもので、染色することでそこに細胞のDNAが存在しているということが分かるようになります。

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新たな細胞固定法を確立: 1分子追跡が過去50年の抗体マーキングデータに見直しを迫る

 
この方法を用いることによって、どの組織にどういうタンパクが存在しているのかを明らかにすることができます。 
 

4. PCR

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実験動物であるマウスを遺伝子操作し、そのマウスにきちんと目的の遺伝子が組み込まれているかを調べるために、この「PCR」を使っていました。
 
例えば、細胞が緑色に光るように遺伝子操作されたマウスを見分ける時にも、この技術が使われています。
 

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ちなみにPCRとは、特定の領域の遺伝子を増幅させるための技術です。
 

5. FACS

これはもう、スーパーハイテクな装置で、小さな小さな細胞を1つづつ判別し、ごちゃ混ぜの状態から特定の特徴を持った細胞だけを選んで分けることができる装置です。

 

これはもうあれです。

とりあえずすごい機械です。

 

まとめ

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大学院の2年間では、本当にたくさんのことを学び、それに伴って自身の能力も大きく成長しました。辛いこともありましたが、後悔したことは一度もありません。

 

お金がない中、大学院にまで通わせてくれた両親には本当に感謝しています。

 

もちろん、辛いことだけではなく、楽しいこともたくさんありました。

いろんなところに遊びに行き、いろんな人と出会い、研究・プライベート共にとても充実した内容の濃い2年間を過ごすことができました。

 

ぼくは、大学院に進学したことも、外部の大学院を受験したことも本当によかったと思っています。

 

大学院2年間の研究生活で得られる経験は、他の人がなかなか簡単にできるものではありません。

その高い専門性は、きっと一生もののスキルになるでしょう。

 

現にぼくも、将来的にはそのスキルを活かして自分の研究所を地元の沖縄に建てる予定です。

そして、その研究所で使用する研究費を稼ぐために、プログラミングを学びました。 

 

注目!!

プログラミング初心者からわずか半年で転職を決めたぼくが利用した学習ツール14選

  

 

研究職での経験は他の人にはない大きな武器になるので、ぜひ今のうちに身につけておきましょう。

高いレベルの専門性さえ身につけておけば、あとは方法次第で独立することもできます。

 

将来の選択肢を広げるためにも、今の時間を大切に過ごしましょう。