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就活をしている時「自分のやりたい研究」を考えるためにぼくが実践したこと

就活 研究

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企業系研究者には「どういう商品を生み出したいかを自分で考られる能力」が強く求められます。

 

なぜなら、受身の人間に研究開発を任せても、そんな人が自分の開発する商品に愛着を持って仕事してくれるとは、とても思えないからです。もちろん、それだと良い商品なんて開発できるわけがないんです。

 

自分から「こういう商品を開発したい!」って言ってくれる人の方が、商品開発を任せる側としても「おしっ!じゃあ頑張ってくれ!」ってなりますよね?

 

これは、就活においても同じことが言えて、面接官も「その学生が入社してから何をしたいのか?」というところをかなり気にします。

学生の時点からやりたいことが明確であれば、入社意欲を感じますし、その質が高ければ高いほど「できる学生」という印象を受けます。ぼくの所属する開発部の部長も、面接をする際には「学生が入社してから何をしたいのか」というところを重視して合否を決めていました。

 

それほど「入社してから何を研究・開発したいのか」ということを考える能力は大切なんです。ぼく自身も、就活をするときにはそこを強く意識して就活していました。

 

それでは、実際にぼくが就職活動で内定を頂いた時、どのように「入社してからやりたい研究・開発内容」を決めていたのかを書いていきたいと思います。これから就活を行う方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

何をおいてもまずは企業研究

 

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これをやらないとどうにもなりませんよね。まずは企業研究!

 

その会社がどういう会社で、どの部分が強くて、今はどんなジャンルの研究に力を入れているのか?新しく始めた事業はないか?

 

まずは、研究職関連の情報だけに焦点を絞らず、会社全体のいろんな情報を仕入れてみてください。全体が見えてきて初めて、自分は何をするべきかが明確になってきます。

 

特に、新規事業を立ち上げているのであればそれに力を入れているはず。そして、そこではどういう研究をしているのかを調べれば、その会社に貢献するために自分ができることも見えてきます。

 

ぼくはここぞとばかりに、新規事業に目をつけて自分のやりたいことを決めました。今では、それが決め手となって採用されたのではないかと、勝手に思い込んでいます。笑

 

あと、頭に入れていただきたいのは「実際にできるかどうかという、現実性についてはあまり問われない」ということです。もちろんアイデアを考える側は、現実的に会社でできること・求められていることを狙って自分のやりたいことを答えるべきです。

ですが、学生時代から「会社でできそうなこと」を現実的に考えることはとても難しいです。社会人から見て、ずれていることを言っていてもおかしくありません。それは、面接官の方も十分承知しています。

 

面接官が見ているのは、アイデアに対する現実性ではなく「熱意」「発想力」です。

ぼくが面接で話した内容も、当時の面接官の方からすれば、会社ではできない内容であることをわかっていたはずです。それでも内定をいただくことができました。それは、一生懸命自分のやりたいことを調べて、学生なりにできるかぎり質の高いアイデアを生み出そうとした姿勢が生んだ結果だと思います。

 

あと、就活の時から頭に入れた方がいいのは「本当に自分のやりたいことができるかどうかはわからない」ということです。

 

会社では、経営上どうしても個人の希望を優先できない場合があります。それは仕方ありません。なので、自分のやりたいことと多少ズレがあっても、それでも入社したいと思える会社を選択しましょう。

 

 

自分の興味がある分野について軽く調べる

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会社の企業研究を行っている中で、だんだんと自分の興味が湧いてくるジャンルが見つかると思います。もし見つからなければ、他の会社を探してみましょう。興味の湧かない会社に時間を使うのはもったいない!

 

興味の湧く会社が見つかったら、次はそのジャンルについて、ネットで広く浅く調べてみます。

 

調べるべきことは「どういう研究があるのか?どういうスキルが必要なのか?どういう知識が必要なのか?新たな動きはあるか?」ということです。それを広く浅く調べることで、自分のアイデアの幅が広がっていきます。

どうしてもこういう幅広い下調べをしないと、視野が狭く、誰にでも簡単に思い浮かぶような質の低いアイデアになってしまいます。下調べはよく行いましょう!

 

これは本で読んだ話なのですが「この世の中で、本当にオリジナルと呼べるようなアイデアはほとんどない」と言われています。世の中に大きなインパクトを与えたほとんどものは「何か」と「何か」を結びつける事によって生まれました。

 

 

誰もが知っているiPhoneも、実のところは「携帯」と「パソコン」の組み合わせです。それが、これほど私たちの生活に浸透するまでになりました。

 

アイデアを生み出す上で大切なのは「何か」と「何か」を結びつけることです。そのためにも、まずは広く浅く下調べをきちんと行いましょう。

 

 

興味が湧いた内容について論文や本を読み知識を深める

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あなたがもし、広く浅く情報を集めた上で「これをやりたい!」と思えることがあれば、より深い知識を得るために関連する論文や本を読んでみましょう。

 

ただし、就活ではとにかく時間に追われます。深く学びつつも、1つのことだけに時間を割きすぎないように注意しましょう。優先順位をきちんと見定めるのは本当に重要なことです。ESシート・面接対策などとの兼ね合いを考え、バランスの良い時間配分をしましょう。

 

その時のコツとして、論文を読むときはまず要約(Abstract)だけを何本か読んでみましょう。そして、興味のある論文をさらに深く読み進めていきましょう。そうすると、そのうちやりたいことが浮かんでくると思います。

 

そしたら、そこからさらに自分のアイデアに穴がないかを考えていきます。

 

<アイデアチェック項目>

・それは新しい要素を持ちつつも、現実的に実現できそうなアイデアか?

・簡単に思いつけるようなアイデアではないか?

・完成に至るまでの具体的な戦略を持っているか?

・その商品を生み出すことでどれだけの人が助かるか?

 

上にあげた項目について考えてみてください。もちろん、学生のうちから現実的なアイデアを生み出すのはそう簡単なことではありません。それは、面接官の方もわかってます。

 

それでも質の高いアイデアを考えることに挑戦してみてください。そうすることによって、皆さんの熱意や研究者としての能力・適正が伝わると思います。

 

そして、先ほどもお伝えしたように、優先順位を決めることはとても大切です。他の企業の採用試験のスケジュールとの兼ね合いも見ながら、どれ位の時間が割けるかを考えてましょう。

 

ぼくは就活の後半(つまり内定を頂いた時期)は、11社に時間を割くことを選びました。そのため、採用試験を受ける会社は本当に自分が行きたい会社だけに絞っていました。

 

会社を絞ることから生まれてくる焦りもあるので、どういう選択をするかは個人の性格との相性もあります。ですが、ぼくはその焦りを「就活へのエネルギー」に変えました。

 

まぁ、話はかなりそれましたが、質の高いアイデアを生み出すためにも、興味がわいたジャンルに対する論文や本を読んでみましょう。

 

ぼくはそうやって自分のやりたいことを決めました。そして、内定を獲得することができました。

 

 

業界で起こっている問題を解決できるような商品を考える

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ぼくは医療機器メーカーに勤めているのですが、面接の際には「その医療機器メーカーが力を入れているジャンルにおいて、大きな問題となっている疾患を治療する商品を開発したい」ということを伝えました。

 

かなりアバウトですいません。実際に言った内容を書くわけにもいかないので。笑

 

でも、面接で話すときには、それをできるだけ具体的にアイデアを伝えました。そうすると、面接官の方から「これは自分で考えたものですか?」と聞かれました。結構完成度が高かったのかな?

 

もちろん、自分で考えましたよ!笑

 

ネットで広く浅く調べて情報を集めた上で、色々と関連する論文も読んだし、その企業が力を入れている事業も調べました。そして、論文で調べた知識と会社が力を入れている分野を結びつけて、やりたいことを決めました。

 

そうすることによって、自分のやりたいことをありきたりなものではなく、ある程度質の高いレベルまで持っていくことができました。ここが、研究職に対する自分の能力や適正を示すことができる最大のアピールポイントだと思います。ぜひ力を入れて取り組んでみてください。

 

 

まとめ

実際に入社してから「自分のやりたいこと」ができるかどうかはわかりません。ですが、それでも自分が何をしたいのかを考えることができるのは大切な能力です。仕事を主体的に進められる研究者になるためにも、就活では是非力を入れて取り組んでみて下さい。

 

きっと入社してからも役に立つはずです。