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生物が苦手な人は「ぼくらは生物学のおかげで生きている」を読んで欲しい!

読書 研究 生物

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ぼくは生物が大好きです。

そのため、勉強することもそこまで苦ではなく、実際に高校ではテストでも良い点しか取ったことはありませんでした。

ですが、学生の方々の中には、生物がどうしても苦手だという方もいらっしゃるでしょう。

そして、生物が苦手だという方がよく理由としてあげるのが、「覚えることが多い」という事です。

つまり、生物を暗記科目として捉えているのです。

 

ですが、生物好きなぼくから言わせると、生物は暗記科目ではありません。

生物とは、日常生活と結びつけ、つながりを見出すことで楽しみながら学べる学問です。

まず、生物を苦手な人がやるべき事はただ1つ。

 

生物の面白いところから先に学んでください。

 

面白いところと言っても、「テスト範囲の中で」という意味ではありません。

それは、「生物学全体で」という意味です。

ここではいったん、テストの事は忘れましょう。

まずは、「生物学全体における面白いところ」だけを学んでみるのです。

 

確かに、ぼくの言っているやり方だと、テストの点数はすぐには伸びません。

しかし、将来的には必ず生物を得意科目にすることができると断言できます。

なぜなら、長期的な目で見ると、結局楽しむことができなければ高い学習レベルに到達する事はできないからです。

 

目の前の中間テストや期末テスト、大学受験も確かに大切です。

でも結局、そこで燃え尽きて生物が嫌いになってしまっては意味がありません。

それだと、テストのための勉強で終わってしまうでしょう。

せっかく勉強をするのだから、好きになった方がいいに決まっています。

なので、もし生物が苦手なのであれば、まず目先のテストや受験は置いといて、楽しむ事から始めましょう。

 

生物の楽しさを知る事ができれば、あとは勝手に勉強意欲が湧いてきます。 

もっともっと知りたいという気持ちが湧いてきます。

そうすれば、テストの点数なんていつの間にか上がっています。

大学でも大学院でも生物を学んできたぼくが言うんだから間違いない!

大切なのは生物を楽しみ、好きになる事です。

 

今日は、そんな生物に苦手意識をもたれている皆さまにオススメの本をご紹介したいと思います。

この本は、日常生活と生物学の知識を結びつけることができ、「あっ、あれってこういうことだったんだ〜!」と楽しみながら読み進めることができる本です。

それが、ぼくらは「生物学」のおかげで生きているです。

 

 

この本を読むと、日常生活がより楽しく見えてきます。

なぜなら、1つ1つの生理現象について、「なぜそうなるのか?なぜその仕組みが必要なのか?」を考えることができるからです。

 

皆さんは、

食物繊維をとると、どうして体にいいのか知っていますか?

友達同士でよく話題になる血液型の性格診断は、日本だけの習慣であることを知っていましたか?

誰もが恐れるがん細胞ですが、そのがん細胞のおかげで医学が素晴らしく発展してきたことを知っていますか?

 

どうでしょう。

こういうことを考えると、ちょっと生物学に対する興味が湧いてきませんか?

このように、日常の様々なことに目を向けて、それと生物学を結びつけて考えると、勉強は格段に楽しくなります。

そうすると不思議なことに、知識はどんどん頭に入ってくるようになるんです。

大切なのは、それぞれの知識のつながりを考えることです。

まずはこの本を読んで、日常生活と生物を結びつける発想を学んでいきましょう。

 

それではさっそく、本の内容をご紹介したいと思います。

 

 

食物繊維を摂った方がいい理由

よく健康に関係する雑誌やテレビを見ていると、「食物繊維をきちんと摂ることが大切です。」という言葉を聞くことがあります。

ですが、実は食物繊維は人の体では消化できない成分なのです。

 

では、なぜ私たちは食物繊維を、あえて食べる必要があるのでしょうか? 

そして、なぜそれが健康につながるのでしょうか?

 

その答えは、人が消化できない食物繊維を腸内細菌が消化し、エネルギーに変えてくれるからです。

 

腸内フローラのバランスが大切

腸内細菌は、ヒトが消化できない食物繊維を消化し、人に対してエネルギー源を供給してくれます。それに加え、ビタミンBやビタミンKを合成し、ヒトに供給するはたらきもしてくれます。

 

人間が口から食べたものが腸内細菌に栄養を与え、腸内細菌からはこのような見返りを受け取ります。両者が共に利益を受ける関係(相利共生)が成り立っているのです。

 

人の健康は、腸内環境に大きく影響を受けています。

腸内環境が悪くなると、免疫力が低下したり、アレルギーやがんを起こすことなどが明らかになってきています。

また、最近の研究では肥満と関係していることまで明らかになってきています。

 

このように、腸内環境が人の健康に与える影響はとても大きいのです。

そして、その腸内環境を常に良い状態に保つためにも、食物繊維を摂り、腸内細菌に栄養を与えなければいけないのです。

 

「最近、体の調子が悪い。疲れが取れない。」

 

そんな方は、腸内環境の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?

体の健康は、腸から始まると言っても過言ではありません。

 

血液型にこだわるのは日本人だけ?

学生時代でも、社会人になってからも、ぼくの周りではよく血液型と性格の関係が話題になります。

 

女子A「〇〇さん、几帳面だけどもしかしてA型?」

女子B「えっ?几帳面?うれし〜!でも私O型だよ!」

女子A「そーなんだー?あーでも言われてみれば確かにO型っぽいかもー!」

俺「、、、、、、。(いや、どっちだよ。)」

 

みたいな会話がよく繰り広げられているわけです。

このように、きっと皆さんの周りでも、血液型と性格に関する話題をよく耳にするのではないでしょうか?

実は、このような血液型による性格診断は、日本独自の習慣なのです。

 

このABO血液型による性格診断は日本独自の習慣です。例外的に、日本から影響を受けた韓国や台湾でも広まっていますが、欧米諸国で血液型の話をすると不思議がられるようです。

 

なぜ、日本ではこれほどまでにABO血液型の性格診断が定着しているのでしょうか。

 

日本人全体を見渡すと、A型は38%、B型は22%、O型は31%、AB型は9%と、他の国より比較的均等に四つの方が分布しています。

 

(中略)

 

一方、フランス人の場合、A型とO型がほぼ45%ずつで、この二つの血液型で全体の9割を占めてしまいます。

 

中南米グアテマラでは、O型だけでなんと95%になり、AB型はほとんど0%です。

 

つまり、国によって血液型の比率は異なるのです。

だから、比率が思いっきり偏っているグアテマラでは、血液型性格診断なんて発想がまず浮かばないのです。

こういう事実を知ると、血液型と性格を結びつけようとすること自体バカげているということに気づくでしょう。

きっとグアテマラでも、几帳面な人もいれば、大雑把な人もいるはずですし、他にもいろんな性格の方がいるでしょう。

みんながみんな、O型の性格に当てはまるわけがないのです。

 

「日本の常識が世界の常識に当てはまるとは限らない」

 

まさか血液型について学ぶことで、世界的な文化の違いにまで理解を深めることになろうとは。

こういうふうに、意外な部分で驚きの発見があるのが、生物学の面白いところです。

 

今度、友達と血液型の話になった時は、「いや、性格と血液型関係ないから!その話意味ないから!」と言ってみてはいかがでしょうか?

きっと、「あいつは冷めた人間だ。」と思われるでしょう。

 

がん細胞が医学の発展に貢献してきた

日本人の死亡原因の1位は「がん」です。

そう聞くと皆さんは、がんに対して悪いイメージしか持たないでしょう。

ですが、がんは医学の発展に大きく貢献してきた細胞なのです。 

 

がんが、医学の発展にどのように貢献してきたか?

それは、その特徴と関係があります。

 

正常な細胞は、分裂できる回数が決まっていて、一定の回数分裂すると死んでしまうようになっています。

ですが、がん細胞はこのメカニズムに異常が起きて、無限に増殖することができるのです。

もし、このがん細胞が体内で暴走を始めて無限に増殖してしまうと、正常な機能をもった細胞を押しのけて、がん細胞が周囲の栄養を奪ってしまうのです。

そのため、他の細胞が正常に機能しなくなってしまいます。

 

このがん細胞の「無限に増殖する」という特性は、私達からすると一見とても迷惑なもののように感じます。

しかし、研究的な視点から見ると、無限に増殖するという特性は実験においてはとても役立つ特性なのです。

 

培養細胞が「生体実験の代役」を果たす

「がんが無限に増殖する」という性質を逆に利用して、人間社会に役立てたものがあります。それが「培養細胞」です。培養細胞とは、ある組織や器官の一部の細胞を体外に取り出し、プラスチックシャーレで培養した細胞のことです。

 

培養細胞が増殖すれば、それらを用いてさまざまな実験を行うことができます。例えば、ある病気の特効薬となる医薬品を開発した場合、その薬の効用はどれだけあるのか、副作用はないのか、などさまざまな評価を行わなくてはなりません。

 

最初から人間に投与するのは危険を伴うので、まずは培養細胞を用いて薬を評価するわけです。また培養細胞は外部から遺伝子を導入することが可能であるため、ある遺伝子を欠損させたり、他の遺伝子を導入することで、人の遺伝子の機能を解明することができます・

 

このように、培養細胞はヒトの生体実験の代役を担ってくれるのです。

 

私たちはがん細胞のおかげで、色々な薬剤の効果や遺伝子の働きを調べることができるようになりました。

社会的には、悪いイメージしかないがん細胞ですが、意外にもそれが私たちの生活に大きく貢献してくれているのです。

 

だからと言って、「がん細胞を好きになってくれ」と言いたいわけではありません。

ですが、このような事実を知ることによって、何事も色んな角度から見ることが大切だということを学ぶことができるのではないでしょうか?

 

だから、皆さんも街中でヤンキーの方々を見かけたときは、決して見かけだけで判断しないでください。

彼らは乱暴なだけの人間ではありません。

情に厚く、仲間との絆は何が何でも大切にするという優しい一面もあるのです。

むやみやたらと否定してはいけません。

見かけたときはそっと距離を置いて、優しいまなざしで見守りましょう。(財布を盗られそうになったら逃げましょう)

 

まとめ

いかがでしたか?

この本の内容を覗いてみると、少しは生物が楽しく感じられるようになったのではないでしょうか?

 

生物が苦手なのであれば、いきなり学校の教科書や参考書を勉強してもダメです。

だってあんなもん、ちっとも楽しくないですもん。

そりゃ、生物に対する興味も薄れますよ。

無理に勉強していても、苦痛な時間しか流れないでしょう。

 

ぼくが生物を好きになったのは、いきなり学校の勉強をしたからではありません。

生物の面白い部分を知ることができたからこそ、好きになることができたのです。

ぼくが生物に関する本の中で、一番最初に手にとって読んだのは「恐竜の図鑑」でした。

そして、そこからどんどん生物に興味を持ち、幼児向けの生物に関するイラストが多く入った本や、いろんな動物の図鑑、ファーブル昆虫記やシートン動物記などの小説を読みました。

 

 

そういう風に、楽しいものから読みまくって、生物を理解するための土台を築き上げていけば、学校の勉強をした時にもスラスラと頭に入ってくるようになります。

何か一冊でもいいので、生物の楽しさを味わうことができるような本を見つけましょう。

勉強をするのは、そういう本を読んでからでも遅くはありません。

 

「ぼくらは「生物学」のおかげで生きている」では、この記事で紹介した内容のほかにも、「なぜアサガオは夏休みの終わりごろに咲くのか?」「なぜ紅葉すると葉が赤くなるのか?」など、日常生活の中で起こる不思議な現象を、わかりやすく説明してくれています。

「勉強としての生物学」ではなく、まずは「実生活と結びつきのある生物学」を学んでみてください。

それが生物を得意科目にするための第一歩です。

 

 

 

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