2割の人は「本気で死にたい」と考えたことがある。自殺に至る心理を理解するために大切なこと。

f:id:yoshitokamizato:20160803204633j:plain

どうも、研究者のかみざと(@yoshito410kam )です。

今回はちょっと暗い内容の記事ですが、こういう社会問題に関しても正面から取り組んでまいりたいと考えています。

 

というのも、僕自身も父を自殺で亡くしていることもあり、同じような思いをする人が増えて欲しくないからです。

それに、身内が自殺で亡くなっているからこそ、伝えられることもあるのではないかと思い、このような記事を書くことにしました。

気分を暗くされる方もいらっしゃるかとは思いますが、自殺を考えている人には何よりも周りからのサポートが大切になってきます。

 

この記事が、少しでも多くの方を救うためのお役に立てば幸いです。

 

 

自殺に至る3つの要素

f:id:yoshitokamizato:20160803205725j:plain

2007年に内閣府が行った国民意識調査(2008年)によると、ランダムに選ばれた国民のうち、これまでの人生で少なくとも一回以上「本気で死にたい」と考えたことがある人は、約2割に達したそうです。

しかし、この2割の方々の大半は生涯自殺することはありません。

では、実際に自殺に至る人と、そうでない人にはどのような心理状態の違いがあるのでしょうか?

 

自殺に至る大きな要素は「自殺潜在力」「所属感の減弱」「負担感の知覚」の3つです。

これらの3つの要素が重なった時、人は自殺行動に至るのです。

つまり、これら3つの要素をきちんと理解し、解決してあげることができれば、自殺をする可能性を限りなく低くすることができるということです。

 

自殺潜在力

自殺潜在力は、身体的な痛みへの抵抗感の低さや慣れを表しています。

つまり、痛みへの抵抗がなくなるからこそ、簡単に自殺行為に及ぶようになるのです。

また、自殺潜在力は、リストカットのような軽症かつ非致死的な自傷行為や、摂食障害(拒食や過食・嘔吐)、アルコール、薬物の乱用のような 自殺以外の意図から意識的に自分の健康を害するような行動によっても高められます。

 

所属感の減弱

所属感の減弱とは、現実に人とのつながりはなく、孤立している状態を表しています。

また、実際はそういう状況ではなくても、本人が「自分の居場所がない」「誰も自分を必要としていない」といった場合にも、所属感の減弱という状態にあると言えます。

具体的にどういう状況かというと、職場や学校でのいじめ、パワーハラスメント、家族との葛藤、虐待被害、単身生活、社会的な引きこもりなどがそれに当たります。

 

負担感の知覚

負担感の知覚とは、「自分が生きていることが周囲の迷惑になっている」「自分がいない方が周囲は幸せになれる」という認識を指します。

負担感の知覚は、配偶者や子供から介護を受けている状態や、事業の失敗や多重債務によって家族が経済的に追い込まれた時などに高まります。

 

 

 

このように、これら3つの要因が重なった時に、人は自殺行動に走る可能性が高まります。

これらの要因で悩んでいる人が周囲にいる場合は、どれか一つでも負担を軽減してあげられるような配慮をしてあげてください。

 

まとめ

自殺に至るまでの心理状態は、専門的な見方からすると、このように細かく分析することができます。

実際、その心理状態を理解したからといって、「何ができるのか?」「どう対処したらいいのか?」ということに関しては、まだぼく自身もきちんと考えることができていません。

自殺を考えている人への対応は、一歩間違えばその事態をより悪化させることにもなりかねません。

だからこそ、軽はずみなことは言えないし、簡単に行動に移すこともできません。

 

ですが、何事も理解してあげることから解決の一歩が始まります。

自分に何ができるのか?

どうすれば救ってあげることができるのか?

その答えを見つけ出すためにも、まずは理解することから始めましょう。

 

ぼくももっと精神科医療について学び、適切な対処法を身につけ、困っている人を救えるようになりたいと思います。

まだまだ実際に何をしていいかわからない状態ですが、自殺に関する本をもっとたくさん読み、セミナーなどにも参加して適切な知識を身につけていきたいと思います。

自身の勉強も踏まえ、これからも自殺者の心理に関する情報を発信していきます。

 

もし、あなたの周りで上記の3つの要素に当てはまる方がいたら、まずは声をかけてあげることから始めてみてください。

そして、自分だけではどうしようもないとわかったら、すぐにお近くの精神科医に相談してみてください。

何事も一歩を踏み出すことから始まります。

 

一人でも多くの人が自殺から救われることを心から願います。