はじめに
この記事は、かなり重たい内容になっています。
刺激の強い表現も含まれているので、不快に感じる方もたくさんいらっしゃるでしょう。
ぼくがこの記事を書こうと思った理由
ぼくがこの記事を書こうと思った理由は、この記事を読むことによって1人でも2人でも、自殺を思いとどまってくれる方が増えて欲しいからです。
そして、もし読者の皆様の周りで「あれ、ちょっと様子が変だぞ。」というような方がいたら、迷わず声をかけてあげてください。
そのような優しい方がたくさん増えてくれることを願います。
父が自殺した
理由は、母との離婚です。
離婚した原因は完全に父にあります。
母は悪くありません。
帰省したゴールデンウィーク
去年のゴールデンウィーク(2016年5月)、ぼくは沖縄に帰省しました。
その時には、すでに父と母は離婚していて別居していました。
ゴールデンウィークの最終日、せっかく帰省したのだから父親の家に泊まろうと、22時くらいに家をたずねました。
そうすると、仕事は休みだと聞いていたのに、家は電気もつけず真っ暗で、門は開いたままでした。
「あれ?おかしいな」と思い、車を庭に停めて家に入ろうとすると、そこには父の変わり果てた姿がありました。
その時、もう手遅れだと思い、ぼくは救急車ではなく警察に電話しました。
そしたら、「念のため救急車を呼んでください」と警察の方から指示があったので救急車を呼びました。
救急車を待っている間、もう助からないとわかっていながら、人工呼吸や心臓マッサージをしました。
救急車が到着し、その後警察の方々が到着しました。
その間、何が起こったのか理解できず、涙すら出ませんでした。
父が亡くなったことを妹に電話で伝えました。
母にも伝えました。
父の死を伝えた時の、母のあの悲しそうな泣き声は今でも忘れません。
警察からの事情徴収
その後、警察の方から事情聴衆をされ、詳細を説明しました。
順を追って説明し、何が起こったのかを整理するにつれ、ようやく涙が出てきました。
そして、何が起こったのかをその時初めてきちんと理解しました。
「父はもうこの世にいない。」
その日の夜は、眠れませんでした。
気を紛らわせるために、朝までずっとゲームをしていました。
不謹慎だとわかりつつ、あの光景から逃げるように、ぼくは他のことで頭をいっぱいにしようと必死でした。
その後も、2日間くらいあまり眠れず、疲れ果てて1日眠り、また2日くらい寝れず、疲れ果てて1日眠るという日々が続きました。
父の葬儀
父を火葬する時は、死ぬほど泣きました。
学生の頃の卒業式でも、部活を引退した時でもケロリとしていたぼくですが、こんなにも涙が出るのかと思うくらい泣きました。
一生分泣いたと言ってもおかしくないでしょう。
父の自殺から1年
そして、あれから1年が経ちました。
気持ちはだいぶ落ち着き、すっかり普段と変わらない生活に戻りました。
突発的に泣きそうになるときはありますが、それでも以前よりは精神的に大分ましにはなりました。
落ち込んでばかりいても少しもいいことはないので、今は少しでも前進できるように、日々プログラミング学習やブログに取り組んでいます。
離婚がきっかけで自殺を考えている方へ
あなたがいなくなることで悲しむ方は、あなたが思っている以上にたくさんいます。
だから、簡単に自殺という選択をするのはやめてください。
失くしたものばかりを追い求めるのはやめてください。
あなたの娘や息子、友達、近所にいる知り合い、とにかく自分を支えてくれている人達の存在を忘れないでください。
視点を変えれば、自分は1人ではないということに気づくことができるはずです。
だから、自分から1人にならないでください。
自分のことを「誰からも好かれていない」と低く評価するのはやめてください。
自分で自分を追い込まないでください。
あなたは1人ではありません。
そのことを忘れないでください。
親が離婚した方へ
どちらが悪い、悪くないに関わらず、両方ともしっかり支えてあげてください。
ぼくは、父を支えてあげることができませんでした。離婚をした父に、毎日電話をすることさえもしませんでした。
「離婚をしたのは自業自得だ」
そう思って、父が反省することを望んでいました。
それが裏目に出ました。
父は、自分が犯した過ちを受け入れられるほど、強い人間ではありませんでした。
完全に、ぼくの判断が間違っていました。
父が亡くなったのはぼくのせいです。
支えてあげられなかったぼくのせいです。
ぼくはとんでもない親不孝ものです。
母や妹は悪くありません。
だからあなたは、後悔することのないよう、両親を支えてあげてください。
まとめ
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この記事を読んで、少しでも自殺をされる方が減れば幸いです。
ぼくと同じ思いをされる方を、これ以上増やしたくはありません。
ぼくは、父を支えられなかったことをとても後悔しています。
だからどうか、ぼくのようにならないでください。
この記事をきっかけに、両親や周りにいる方を大切にして、後悔のない人生を送って頂ければ幸いです。
ぼくは今後の人生において、後悔することのないように、母のそばにいることに決めました。
なので、今勤めている会社を辞めて、フリーランスの道を進みます。
そして、しばらくは実家で生活をして、少しでも母といる時間を多くとりたいと考えています。
そのために、パソコンとネット環境さえあればどこでも仕事ができるプログラミングとブログを始めました。
いつでも、どこでも、何かあった時すぐに動けるように「フリーランス」になろうと決めました。
確かに簡単な道ではありませんが、それが今のぼくができる最善の判断だと考えています。
これから独立を目指して、一生懸命前進していきます。
お読みいただきありがとうございました。