どうも、2月にプログラマーに転職したばかりの神里です。
といいつつ、実はぼく、現在はプログラマーというよりエンジニアの仕事をしています。(プログラマーになるための下積み中)
つまり、コードを書くのではなく、システムの設計をしているということですね。
たしかに、プログラマーとはかなりかけ離れた仕事をやってはいますが、それはそれで学ぶことがとても多く、毎日充実した日々を過ごしています。
というのも、現場の業務内容を理解し、煩雑な工程をシンプルにすることや、現場の方に自分のアイデアを提案することが楽しくて仕方がないからなんですよね。
多くの場合、慣れない現場に配属されると人はパニックになりがちですが、ぼくはその状況を楽しむことが出来てます。
なので、もし、将来あなたがIT企業に転職する時、慣れない現場へ配属される「派遣エンジニア」という働き方に不安があるのであれば、今回お話しすることを強く頭に入れておいてください。
そうすれば、稼働してすぐによくわからないプロジェクトにアサインされても、混乱することがなくなります。
ぼくと同じ様に、外部へ派遣されて働くともなれば、現場での評価がそのまま自分の会社での評価に反映されますからね。
「だって、慣れない現場だから仕事がよくわからなかったんだもん。」
なんて言い訳は絶対に通用しないわけです。
稼働後すぐに徹底してやるべきこと
稼働後、すぐに徹底してやるべきなのは、「仕事の最終目的を明確にする」ということです。
とはいっても、ただ単に「一生懸命上司の話を聞く」ということではないですよ?
話を聞くだけだったら、別に小学生でもできますからね。
大切なのは、上司が説明していないことまで根掘り葉掘り聞きまくることです。
それも、ウザがらないようコミュニケーション能力をフル活用しながら。
ちなみに、なぜぼくがここまで強く最終目的を把握することの重要性について語るのかというと、それには大きく分けて3つの理由があるからです。
1. 覚えるべき業務が減る
たまに、仕事の説明をすると一字一句逃さずメモに取ろうとする人がいますが、そういう人を見ると「まじめだけどいまいちだな」と思ってしまいます。
なぜなら、そういう人は全ての意識を「覚える」ということに集中させるため、「ケースバイケースで物事を考えて最善の処理をする」という行為ができないからです。
つまり、柔軟性がないということですね。
自分の書いたメモの通りにしか動けない人は、「メモに書いてあることを覚える」ということが目的になってしまいます。
でも、本来の目的はそこではなく、仕事を成功させることにあるんですよね。
あくまでも、メモは手段でしかないわけです。
それを履き違えると、次にやるべきことが頭から抜けた瞬間フリーズを起こすため、とても仕事にはなりません。
だからこそ、最終目的を明確にし、それと照らし合わせて業務を行うことが大切なんです。
そうすれば、業務のなかで「覚えるべき項目」もぐっと少なくなります。
よっぽど専門性の高い仕事でない限り、たいていのことは考えればなんとかなりますからね。
2. 業務内容の理解度が増す
稼働が始まったときって、まず最初に業務内容を説明されるのですが、最終目的がぼやけているといまいち頭に入ってこないんですよね。
人は本来なまけ者なので、重要性を感じなければ全てにおいて
あぁ~、そうなんだぁ~(=゚∇゚)ボー
って感じで聞いてしまいます。
高校の頃に人気があった女の子の話となると細かいことまで覚えてるのに、校長先生の話とかびっくりするほど思い出せませんからね。
なぜなら、あの頃のぼくたちにとって女の子の話は「最重要事項」だったからです。
つまり、業務をより深く理解するためには、その仕事の重要度をはっきりと認識する必要があるということなんですよね。
で、それを認識するためにも最終目的は把握しておかなければいけないよと。
3. イレギュラーな要素にも柔軟に対応できるようになる
やっぱり、大人数が一つの業務に関わると、どうしてもイレギュラーな事態がよく起こるようになります。
つまり、マニュアルばかり意識してもどうしようもないというわけですね。
機械的な処理しかできないのでは、ミスが多発するのは当然です。
工程の多い仕事なんかで融通の利かない人が間に入ると、本当に地獄を見ますからね。
「いや、何が重要なのかもっとよく考えろよ!」と言いたくなる時も多々あります。
根掘り葉掘り聞きまくろう!
というわけで、派遣エンジニアの場合、稼働を始めてからすぐに最終目的をとことん明確に把握する必要があります。
ともなれば、現場の方々からの情報提供を待つだけではどう考えても不十分なんですよ。
だから、ガンガンと突っ込んで話を聞く必要があるのです。
ただし、それが原因で現場の方々にウザがられては本末転倒ですよね。
だから、仕事に関してしつこく聞いても嫌な顔をされないように、気をつけなければいけないことがあるのです。
それは、「これは〜ということですか?」みたいな質問を同じ形式で何度も繰り返さないという事。
何度も同じ質問されたら、どう考えてもウザいじゃないですか。自分が質問される身になるとよくわかります。
ぼくは、現場の方々に質問するときは、いくつか質問のバリエーションを用意し、ワンパターンにならないように気をつけています。
- ①「例えば~という方法がありますが、それではだめということでしょうか?」
例)
「例えば、フォーマットを変更して記入しやすくするという方法がありますが、それではダメということでしょうか?」
- ②「もしその場合だと、~なため、後工程で問題が生じませんか?」
例)
「もしその場合だと、作業が複雑になって見落としが起こりやすくなるため、後工程で問題が生じませんか?」
- ③「え!?あれって、~じゃなかったんですか!?」(ランチの時)
例)
「えっ!?あれって、取引先が確認するべきところじゃなかったんですか!?」
これはほんの一例ですが、ただ情報を引き出すにしても、考えてみればいろんなパターンが浮かぶものです。
大切なのは、「いかに質問と悟られずにほしい情報を引き出すことができるか?」ということ。
特に、ランチの時は根掘り葉掘り質問できるチャンスなので、現場の方とはできるだけ一緒にご飯を食べるようにしましょう。
一人でご飯食べながらぼけーっとSNS見てる場合じゃないですよ!
ご自身が実際に稼働した時には、ぜひ以上のことを頭に入れて実践してみて下さい。
そうすれば、きっとすぐに現場で高いパフォーマンスを発揮することができるようになりますから。