突然ですが、「LAN」と「WAN」ってご存知ですか?
おそらく、たとえエンジニアではなかったとしても、LANはすでにご存知かもしれません。
パソコンからルーター、ルーターからパソコンへと、情報をやり取りしているのがそれですね。
では、WANとは一体何なのでしょう?
今回は、私達の身近にあるLANとWANについてお話ししたいと思います。
エンジニアを目指すなら、たとえインフラ系じゃなかったとしてもこの常識はきちんと把握しておきましょう。
ぼくも、Web系のエンジニアですが、ここら辺の知識は現場では持っていて当たり前です。
いきなりWANの説明をされた時でも、あたふたせず理解できるように、今のうちに学んでおいてください。
LANとWANの違い
簡単にご説明すると、LANは同じ建物内のネットワークで、WANは遠く離れた場所と繋がったネットワークのことです。
一般の方でも、LANはご存知の方が多いのですが、WANは知らなかった方が多いのではないでしょうか?
そもそもネットワークって何?
先ほどのご説明でも出てきた「ネットワーク」という言葉。
何と無く聞いたことあるかと思いますが、これって具体的には何を指すのでしょう??
ネットワークは「リンク」と「ノード」で構成される
ネットワークは、点を線で繋いだものです。
そして、点のことを「リンク」といい、線のことを「ノード」と言います。
コンピュータの場合だと、ノードは「情報機器」のことを指し、「リンク」は通信回線を指します。
そして、それらをまとめて「コンピュータネットワーク」といい、それが一般的に「ネットワーク」と呼ばれるものです。
ちなみに、ネットワークに繋がっていない状態のことを、「スタンドアローン」といいます。
LANは狭い範囲のネットワーク
ネットワークは、その範囲や規模によって呼び方が変わってきます。
その中でも、最も親しみがあるのがLANです。
LANには、以下のような種類があります。
- 無線LAN
- 社内LAN
- LANケーブル
LANは「Local Area Network」の略で、家や社内など比較的狭い範囲のコンピュータ間で利用されるネットワークです。
LANの標準的な規格
私たちの生活において身近に存在するLANですが、その規格として最も広く利用されているのがイーサネット(Ethernet)です。
そして、そのイーサネットは通信速度によって以下のように区別されています。
- ファーストイーサネット(100Mbps)
- ギガビットイーサネット(1Gbps)
- 10ギガビットイーサネット(10Gbps)
上記のように、通信速度を表す単位のことを「bps(ビット毎秒)」といいます。
ここで使用される「ビット」とは、デジタル情報の最小単位のことを表します。
ついでに、メガ・ギガの単位についても触れておきましょう。
- M(メガ)→100万
- G(ギガ)→10億
ネットの通信量などでよく耳にする M(メガ)やG(ギガ)ですが、頭ではっきりと理解していないと「メガとギガって、どっちがすごいの!?」ってなりますよね。
なので、この機会にしっかりと頭に入れておきましょう。
LANケーブルのカテゴリー
LANケーブルは、内部で何本もの細い線が寄り合わさってできています。
そして、その信号線の中を電気信号が流れることによって、ネットワーク内で情報のやり取りができるようになるわけです。
LANは、以下のようなカテゴリーで分けられています。
WANは広域のネットワーク
家や社内など狭い範囲だけでなく、遠く離れたコンピュータやLAN同士を繋ぐものをWANといいます。
例えば、家にあるパソコンと企業のホームページを繋いでいるものなどがそうですね。
そして、LANやWANが組み合わさり、大規模になったネットワークが「インターネット」と呼ばれています。
私たちが普通に使っている「インターネット」という言葉の裏側には、こういう秘密があったんです。
まとめ
今回の内容をまとめると、こんな以下のようになります。
身近にあるLAN一つ取っても、実は学べることがこんなにたくさんあるんですね。
ぼくはweb系ですが、現在はネットワークの勉強にもハマってます。
エンジニアの世界、予想以上に楽しくてビックリ!
ぜひ、身の回りにあるコンピュータに目を向け、その仕組みに深く触れてみてください。
そうすると、見えてくる世界がこれまでと全く違ってきて、日常生活が驚くほど楽しくなりますよ♪
これからは、コンピュータを使いこなせる人がどんどん人生の主導権を握れる時代になってきます。
出遅れないうちに、ガンガンいろんなことを学んでいきましょう!