今回は、ぼくが以前からブログコンサルをしているベーチェット病患者の「かとりーぬさん」に寄稿していただきました。
ベーチェット病は、発症すると口内炎が口の中にたくさんできたり、体力が著しく低下して常に風邪をひいたような状態になる病気です。
しかも、明確な治療法はなく、今なお研究が続けられている難病。
そんな、難病を抱えたかとりーぬさんから先日嬉しいご報告がありました。
これはもうかなり嬉しいことなので、ぼくからはなにも語りません。
さっそく、本題に移ろうかと思います。
難病患者でも、スキルがあれば仕事を選べる!!!
以下、寄稿内容
先日転職が、決まりました!
wordpressを得意とする会社で、プラグインを開発したり、配布用テーマを制作したり、受託案件をこなします。
フロントエンド寄りのバックエンドといった感じ。
今回の転職は、私の人生のターニングポイントになると確信しています!
難病とWEB業界
今まで一応サイト制作をしてきたけど、制作会社で働いたことはありません。
ひどい言い方をすれば、制作会社の真似事をしていた部署にいただけ。(現在の会社は運用がメインのため、制作会社という定義にしていません)
制作会社には、何社も面接に行きましたが、全てダメで(´;Д;`)
スキル不足ももちろんあります。
でも、やっぱり病気が足を引っ張ります...
柔軟な働き方ができるのは、一部の人間だけなんだ、と諦めかけたことも。
負けず嫌い
不採用の連絡をもらうたびに、自分を否定された気分になって落ち込みました。
だけど私は、負けず嫌い。
「難病あるからって、妥協したくない」
その気持ちは折れません。
残業ができないためか、職場でお手伝いさんとか言われるのが悔しくて( ̄^ ̄)
だからこそ、短時間でクオリティの高い仕事をしようと決意!
今の仕事をさらにレベルアップさせるため、プログラミングの勉強をスタート。
実際にプログラミングに触れてみて、ますますどっぷり浸かりたくなりました!
勉強を始めて2ヶ月
プログラミングの勉強を始めて、2ヶ月経った頃に企業から、スカウトメールが届きました!
まさか、こんなに早くに動きがあるなんて正直びっくり( ゚д゚)
早速話を聞きに。それが今回の転職先です。
初めに話を聞いてから、4ヶ月ほどは無償で勉強会を開いてくれました。
何でそこまでしてくれるんですか?って聞いたら
「いい人だし、病気かかえながらすごく頑張ってるから、そういう人も活躍できるようにしないとって思いました。」って。
この一言で、転職先をこちらの企業に決めました(*´꒳`*)
これから
転職が決まって、やっとスタート地点に立てました。
転職は、最終目的ではないんです。
ステップアップのために
- wordpressという分野で、どれだけ楽しんで追求できるか
- どれだけの利益に貢献できるか
- ベーチェット病を抱えながら、「稼ぐ」という事の確立
もし、ベーシックインカムが導入されたとして、それでもやりたい事って何だろう?
それこそが、自分にとっての楽しいことなんだと思います。
楽しいことが仕事になるって、素敵すぎでしょ~♪
生産性重視の給与形態になるから、自分の貢献度も視覚化されて、面白そう。
もう、仕事という感覚はなくなりそうだな~♪(´ε` )
同時にブログもがんばらないと!
自分がハッピーに過ごせるようになったら、どんどん発信して同じ病気で、困っている人に共有したいんです。
病気による、生活格差を減らしたい!
まとめ
福祉とか、そういうのはよく分からないけど、とにかく同じ悩みを持つ人を何とかしたいと思ったんです。
誰だって生きていくためには、お金が必要だから。
まだまだ、難病の人が快適に生きていける環境は、整っていないというのが実感としてあります。
だからまずは、私が経験して開拓していくしかないなぁって勝手にがんばっています。
私たちには元気でいられる時間が限られているからこそ、楽しんで稼がないとダメなんです。
せっかくの時間を我慢に使うのは、ナンセンス!
病気だからって、理不尽な我慢はしません。
会社勤めが当たり前じゃなくなりつつある今は、ベーチェット病を抱える私たちにはチャンスです!!
いやぁ〜、力強い。
これだけたくましいと、もはや難病患者とはとても思えませんよね。
難病を抱えながらも常に前進していく姿を見てると、教える側のぼくも負けてられないなと思ってしまいます。
もっともっと引っ張っていけるよう、ぼくも常に前進しよう!
今回のお話は、難病患者のみならず、精神や身体的な障がいを抱えた方々にとっても大きな励みになるのではないでしょうか?
ITの力を活用して、みんなが楽しく働ける社会が実現できればいいなと思います。
貴重な体験を共有していただき、ありがとうございましたー!!!
かとりーぬさんのブログはこちら↓
ベーチェット病患者かとりーぬ、プログラミングで自立を目指す話